2つのマインドシフトでコミュニケーションの悩みを解決する(3)
公開日:2018年08月18日 更新日:2018年10月17日
前回までの記事で、「過去と他者は変えられない」
という言葉を引用しました。
では、この言葉に沿って考えると
「変えられるもの」とは何なのでしょうか?
それは。。。
「未来と自分」です。
「過去と他者」を
逆にしただけです(笑)
実に単純ですね。
まとめると
==============
過去と他者は変えられないが、
未来と自分は変えられる
==============
となります。
(これはエリック・バーンという心理学者の有名な言葉です)
その上で、
前回取り上げた内容を
ちょっと深読みしていくと、、、
「相手にこうして欲しい」
という思いを解釈すると、、、
「自分のために、相手にこうして欲しい」
「相手がこうしてくれると、自分にとって利益がある」
となるのではないでしょうか。
ここまで考えて、
自分の昇進のために、
部下に対して「売上をあげろ」と
指導する上司がイメージしてしまいました(笑)
でも、これって長期的に
うまくいくイメージわかないですよね。
だから私たちは、
次の思考を大切にしたいと思うわけです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私は相手のために
何をしてあげられるだろう
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これは相手に変わってもらおうとするのではなく、
「自分の相手に対する行動を変化させよう」ということです。
そして、相手がしたこと(過去)を
変えようとするのではなく、
自分のこれから(未来)を変化させていこうということです。
これってビジネスでも、
普段の人間関係でも、
あてはまると思います。
長くなるので、
その実例や理論的背景は、
省略しますが、
=================
相手の利益のために、
考えて、行動することが、
結局はいちばん自分のためになる。
=================
そう思いませんか。
そして、これが
「対人援助」の根っこになる
認識だと思います。
そして、これが、
あらゆるコミュニケーションの
基本認識になったら、
もっと幸せな社会が実現できると思います。
これもまた、
ひとつの理想ですね(^ ^)